キミのいる楽園へ

きらめく水面みなも掻き分けて
旅する船に僕はいる
方位磁針が示すのは
運命さだめを変えた僕の過去

狂う波に絡まれて 沈む僕を掴んだ手
そのぬくもりを忘れない
波間へ帰る君の背に
僕は言葉を言えないまま

伝えたいよ あの日の想い
だから高波さえも恐れない
果ての海は人魚きみのいる楽園ばしょ
たどり着くから まだ泡にはならないで


夏の日差しに目を細め
見上げた空は青と白
潮の調べに耳澄ませ
淡い記憶に想い馳せる

荒れる海に身を投じ 鎮めたのは君の歌
優しい声がこだまする
海へと戻る君の目に
僕は言葉を忘れたから

伝えたいよ あの日の気持ち
だから荒波さえも恐れない
鳥の歌は勇気をくれる
駈けていくから まだ泡にはならないで

伝えたいよ あの日の心
だから嵐の夜も恐れない
波の音が僕を導く
もうすぐだから まだ泡にはならないで

コメント(一部反転)

<ここから反転>
とある企画に参加して、歌詞先行でお願いされてできた歌詞
企画は色々あってなくなってしまったので、歌詞はここで公開
ちなみにこの曲のテーマは夏でした
初期作品なのでいろいろ未熟な部分が多いです
<反転おしまい>

2009.9.1 
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