追憶の迷子

足下に延びる 誰かの影を見つめて
知らない道を 一人歩いていた

不意に浮かぶ記憶の泡
弾けては滲む
虚ろな意識を揺り起こした
隣で笑う横顔は何処に?

あの場所へ帰ることも出来ずに僕は
まだ彷徨っている
君との約束はもう果たせないと
分かっているけれど
ずっとずっと想いは消えなくて
迷い続ける

足元には無い 自分の影を求めて
いつかの道を たどり歩いていた

すれ違って通り過ぎる
人々の中で
不確かな意志を突き動かす
面影残る横顔が映る

急き立てる心のまま駆け出す僕は
忘れていたんだ
懐かしい背を目指せば距離はすぐに
零となったけれど
伸ばす腕は何も掴めなくて
すり抜けてゆく

立ち止まり振り返った姿
思い出す
それはとうに失くした物

君の追憶の先で眠れる僕の
名前を叫んで
閉ざされた扉を今 開けるための
鍵がそこにあるから

「        」

ありがとうを紡ぎ出せば溢れる光
すべてが眩んだ
最期に君が差し出す手に向かって
薄れゆく手 重ねた
永遠とわに交じることがないはずでも
触れた気がした

コメント(一部反転)

<ここから反転>
歌詞全体で一つの物語を表してみました
多分初期案ができたのは3〜4年くらい前じゃないでしょうか……
サビのメロとコードだけ打ったものに、歌詞をつけて放置していました
その時書いた歌詞が『あの場所へ〜迷い続ける』の部分ですが、ここは初期から変わってません

ワンフレーズだけ作った当初は、『迷子のうた』というコンセプトでした
で、過去に対して踏ん切りがつかず、これからどうしようかーという人生の迷子の『僕』にするか、この歌詞の状態の『僕』にするか迷って、後者を選びました

この歌詞の『僕』の正体について、分かった方はいらっしゃるでしょうか……?
『僕』は生きている人間ではありません
いわゆる浮遊霊のような存在をイメージしてます
歌詞から何が起きたのか、どんなストーリなのか、想像していただけると嬉しいです
<反転おしまい>
曲のサビ部分のみですが、こっそりここで公開。
こちらをクリックで流れます。(mp3)
あの場所〜って部分からがサビです。
ノスタルジックで切ない感じになっていれば……!
ちゃんとフルで作りたいです。
でもって編曲してくださる方を募集中(結構切実に)

2012.4.15 
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